お友達のお母様(70代)が
私に着物を譲りたいと仰ってくれてから
早8ヶ月
最初のお声掛けの際には祖母の葬儀と重なり
どうしても訪問出来ず
「それでは近所の方にお譲りするわね」と
終わった話だったのですが…
「母が奈々さんに似合うものだけは
残しておいたみたいで…
やっぱり一度見に来てくれない？」と
連絡を頂きました
大変驚いて
さすがに一度伺わねばと
今日のセミナー後にご実家へ伺いました
色は淡いピンク色かな？小紋かな？と
どんな1着かを想像しながら伺うと
ものすごい着物の数にビックリ！！
総絞りの着物や紬
羽織・道行
金色の袋帯や半幅帯
私の持っていないお色目の単衣など
「残しても処分するだけだから遠慮無く持って行って」
とのこと
お母様がどんな想いで
コツコツと集めて来られたか
想像すると
高価なモノだけにためらう私を見て
「後は好きにしてくれていいからね。処分しようが人に譲ろうが奈々さんの思う様に
してくれたらいいから。私にはもう若くて着れないの。娘達にも沢山持たせたし。
くれぐれもお気を遣わずにね。」
何度も優しい言葉を掛けてくれるお母様に
涙目になりながら
大切なお着物や帯などを
お家に連れて帰らせて頂きました
お茶のお稽古に通っているということと
せっかくならば着物が好きな人に貰ってもらいたいという
想いが重なった様で
この様な信じ難い運びとなりました
帰宅して早速着てみましたが
身体に馴染みが良く大変気に入りました
私にはほんとに勿体ない程の
素敵なお着物です
主人と次の予定がありましたので
すごく急いで着たら30分で着れました
過去最短記録です☆
（細かい所が手薄にはなりますが…）
着た姿の写真をなるべく早く送りたいという想いも
重なったからだと思います
未だに夢見心地な出来事ですが
大切に何度も着させて頂きたいと思います
本当にありがとうございました
