出版に伴い 私の基礎を作ってくれた人達に一言お礼を言いたくて広島へ。転校する高校2年生までずっと暮らして来た大切な土地です。
まずは産んで育ててくれた両親、それからお世話になった幼稚園・小学校、西区の図書館、書店などへご挨拶。
大学へ働きに出始めた父と、年内で唯一調整出来た貴重な日となりました。
行きの新幹線で目にした「ひととき」の中に、修学旅行の語源が書かれていました 。「身を修め学ぶための、旅という行い」 小学校での講演の中で高学年は旅の準備を出来る様に、というお話をさせて頂いた所なのでタイムリーなフレーズでした。
ただ 身を修めるってどういう意味なんだろう? 国語辞典で調べてみると 「心や行動が乱れないように整える」
ここでも整えるという言葉に遭遇するとは‥
集団行動の中で時間を守り人を思い遣る光景が 目に浮かびました。
小学校の教育の中に大切なカリキュラムが ぎゅっと凝縮されている感じがします。
母校の先生方はとても喜んで下さり、校内の案内までして下さいました。
「15分の掃除の時間は無言で取り組む様に指導しているんですよ」
禅の行いの中にも静かに行動する場面が いくつもありましたが、毎日続けられているここの小学生はきっと、
底力を持った大人に育つのだろうと思いました。継続は力なり、だと思っています。
夜は実家で鍋。翌朝は早起きな母が変わらぬ朝食の支度を。ここが原点であることを味わいながら、故郷での時間を楽しみました。台所しごとを楽しそうにこなす母は、生まれた時から私の師です。父もお弁当の時間が楽しみな様子でした。やっぱり手料理は最高。
今回の旅はPCのみならず一眼レフもお留守番。身軽にして目の前の事に集中して来ました。
帰宅して荷ほどきをしていたら、増刷決定のお知らせが☆☆☆
全国に「禅に学ぶ台所しごと」がじわじわと広がっている様で大変嬉しく思っています。