· 

亡き祖母の着物をどうするか?

今年の春

山口県で暮らす祖母が他界しました

 

四十九日が終わり初盆を迎え

祖母が遺したモノと両親達が向き合っています

 

両親は広島

限られた時間の中での遺品整理は

なかなか大変かと思います

 

父方・母方の祖母達が

「奈々ちゃんが成人式の時にも着られる様に」と

3歳の七五三に成人用の着物を用意してくれました

 

うっすらと覚えています

 

着付けて下さる人達がとても苦労なさっていた事と

着物のずっしりとした重み…

化粧などもされて

"そうしたら可愛くなって少しは報われるか"と思いきや…

 

全然可愛くない…😂😂😂😂😂

 

この時の感情的な「ショック」をもしかしたら

強く記憶しているのかも知れません(笑)

 

私なりに

泣かない様に

必死で立っていた様な…

表情 かなりこわばっております😆

 

いざ

成人式の時には

仕立て直す話は周りから一切聞こえて来ず…

私は別の振り袖を着ました

 

3歳の当時からは実に40年が過ぎ

ようやく出て来たのがこちらの着物

 

母からは

「シミがひどいから要らないよね〜?」と

電話が掛かって来ました

 

父はどう考えているのかと尋ねると

「奈々に聞いてからにしよう」

とのこと

 

今日は呉服屋へ行って相談

 

リメイクで何が出来るかをお伺いして来ました

 

祖母が可愛がってくれた愛情を

身近に置いておけられる形にして

持っておけたらな…と考えています

 

・日傘

・数寄屋袋

・利休鞄

・お財布

 

この辺りになりそうです

 

それにしても驚くのが

事ある毎にこうして幼い頃の写真が

すぐにこうしてLINEで送られてくる事です

 

写真類はほとんど私が名古屋へ持って来ましたし

こちらの写真の原本は実家にはありません

 

なのに

 

渡す前に写真を撮っておいたことに

本当に驚きました…

 

そして

写真がある事でなおさら

手放せなくなる自分にも驚きました

 

電話で話していた時には

もういいかな〜なんて少しは思っていたのに

こうしてハッキリくっきり見てしまうと

ついつい整理の手が止まってしまいます…

 

良いのか良くないのか…

 

もはやそんな次元ではなく

 

感情が動いてしまうから

 

整理は難しいのだと痛感させられました

 

お財布にリメイクしました

2019年秋

肌身離さず持ち運べるモノにして戴きました