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深川神社→愛知県陶磁美術館→陶翠庵→金神社→志庵→しだみ古墳群ミュージアム

愛知県陶磁美術館にて行われている

「木村定三コレクションの文化趣味と煎茶」

チケットを戴き行って来ました

 

瀬戸へ行くのなんて10年ぶり位でしょうか…

 

今日の予定が延期になったので

思い切って一日遊んでみる事に☆

昨夜からリサーチ

ワクワクが止まらなくて気付けば2時(笑)

 

せっかく瀬戸まで行くならと

ついつい欲が出てしまいました

 

最近のブーム『古事記』にちなんで

まずは瀬戸の神社参拝からスタート

 

深川神社

771年創建

祭神には

天照大神と須佐之男命の誓約(うけい)で生まれた

五男三女の御子が祀られています

 

深川ゑびす社には

国産み・国譲りに関わられた

事代主命(ことしろぬしのみこと)・大国主命(おおくにぬしのみこと)

 

白山社には

伊耶那岐・伊耶那美の夫婦喧嘩の仲裁をしたといわれる

菊理日売命(くくりひめのみこと)

 

八幡社には

誉田別尊(ほむたわけのみこと)※古事記では品陀和気命

仲哀天皇と神功皇后の御子で

後の第十五代 応神天皇ですね

 

深川奥宮稲荷社には

倉稲魂神(うかのみたまのかみ)

猿田彦命(さるたひこのみこと)

大宮女命(おおみやめのみこと)※古事記では天宇受売命

 

主要な神様達が勢揃いです

 

令和記念事業として

古墳整備事業の工事中でした

横穴式石室を持つ古墳を見やすい様に

整備が進められています

 

そして

東京オリンピックの聖火リレー愛知県出発地が

なんと

深川神社に決定したそうです

 

すごいですね〜👏✨✨

 

奉賛金をお納めした所

「古墳タオル」をいただきました🎁

 

今治タオル☆嬉しいです

 

 

ますだ餅

朝食がわりに大福をいただきました

 

 

愛知県陶磁美術館

木村定三コレクションの文人趣味と煎茶

銀杏15個を連ねた銀杏形巾筒(きんとう)

銀杏の適量が成人15個にちなみ

「食べすぎ注意」だそうです

蓋置の転用と考えられているそうです

 

黒漆の螺鈿棚(らでんたな)は圧巻

 

最後は

唐物中心の煎茶皆具(せんちゃかいぐ)

華やかでした

 

木村定三氏の蒐集精神より

「美術品は生活の必需品ではないから、そのものから精神的感銘を受けないならば、いかに安価なものでも、それを買うことは贅沢である。しかし精神的感銘を受けるならば、いかに高価なものでも贅沢ではない。精神的感銘を受けると言うことは、人格完成の為の必須条件であるからだ。」

 

なるほど…

 

こんな風に言葉で定義されると

胸に差し迫るものがありました

 

また

木村氏の美意識として

「厳粛感(厳かで緊張感のあるもの)」

「法悦感(うっとりとする喜びのあるもの)」

この2つがあります

 

似ている様で違う感覚

 

本物のお道具を目の前に

少しばかりですが感じさせてもらいました

 

写真撮影はNGでしたが

「虎に乗る仙人、軸とお茶を運ぶ子虎」の

富岡鉄斎の絵画が印象的でした

 

”富岡鉄斎が老舗菓子店 虎屋のために屋号にちなんで描いた作品を、木村定三氏が虎屋の主人に懇願して譲り受けた"

とのこと

蒐集への情熱が伺えました

 

 

常設展

想像以上に広くて

沢山のコレクションが並ぶ美術館

縄文時代の土器や海外のモノなど

多数展示されていました

 

イランのモノが特に美しかった…

紀元前だと日本のモノは素朴な土色をしていますが

イランでは既に釉薬が使われてこんなにも美しい色を

出す事が出来ていたなんて…

 

フォルムも繊細で素敵です

 

 

陶翠庵で一服

お菓子は「水仙」

お茶碗はカタログから選べます

加藤嘉明作 さめゆう茶碗で

一服いただきました

 

二月のお道具

 

椿は「紺秋(こんしゅう)椿」だそうです

 

 

志庵

ランチは志庵一番人気の

「桜海老かき揚げざる」

美味しゅうございました

蕎麦湯でほっこり

 

 

金神社(こがね)

ご祭神は

尾治金連(おはるかねのむらじ)

※尾張金連(おわりかねのむらじ)とも言う

 

天照皇大神のひ孫神である天香語山命(あめのかぐやまのみこと)は

古事記では高倉下(たかくらじ)を指すとのこと

 

高倉下とは

神武天皇が東征中、熊野で熊または悪神の毒気により倒れた際、剣をもたらして覚醒させたとされています。

 

その

天香語山命(=高倉下)の十五代孫が

尾治金連ということは

すごい血統ですね…

 

"仁徳天皇のハトコ"と書かれていますが

そこはまだ理解出来ていません

 

 

しだみ古墳群ミュージアム

『古事記』下つ巻では「古墳」の話が出て来ます

以前

取引先の人に教えていただいた

「しだみ古墳ミュージアム」にようやく行きました

 

愛知の古墳について

とても分かりやすく展示されていました

 

大和朝廷と同じ様な形の古墳を作る事で

権力を示していたとか

庄内川のお陰で物資の搬送に恵まれており

志段味の辺りはとても栄えていた様です

 

埴輪は古墳を守る結界の役割があったと考えられている様で

茶室の周りにも在る様に

すっと腑に落ちました

 

埴輪の「鶏形」「巫女形」

愛嬌がありました

 

 

最近では

名古屋市守山区小幡の小幡長塚古墳から

東海地方最大級とされる

高さ107センチの家形埴輪が出土されたそうで

常設展示されています

 

第二十一代 雄略天皇が

堅魚木(かつおぎ)が載った大県主の家を見て

激怒するシーンがありますが

古墳時代にも既に立派な家が既に建っていたのでしょうね

雄略天皇に遭遇しなくて良かったですね(笑)

 

米を蒸して食べていた遺跡もありました

「炊く」ではなく「蒸す」だったのですね

 

面白かった〜…

 

動画も2回見て

3周位回ってしまいましたョ

面白過ぎて…

 

 

今日も天気予報が外れてくれたので

雨に濡れずに済みました

ありがたい🙏

お陰様で古墳エリアを散策

 

志段味大塚古墳の復元は見応えがあります

 

階段に登って木棺も見て来ました

 

こんなに立派なお墓を作って祀られたなんて…

よほどの権力者だったのでしょうね

 

梅も植えられていました

 

昨日のお茶のお稽古では

掛け軸に「梅花和雪香」と書かれていました

 

梅は雪の中に埋もれて見えないけれど

香りから梅が咲いている事が分かるという

春の訪れを表す言葉な様です

 

今年は暖冬なので梅の香りを間近で嗅ぐ事が出来ますが…

 

厳しい寒さの中で花を咲かせる事から

清楚さ、気品、凛とした美しさ

などの花言葉を持っている「梅」

今日は何度も遭遇できて幸せです

 

「梅」と言えば菅原道真

 

中学1年生の頃

広島から福岡へ転校したお友達に会いに行ったのが

私が初めて一人で新幹線に乗った

一人旅の原点

 

その時に太宰府天満宮へ行き

梅ヶ枝餅を食べた事をふと思い出しました

 

ミュージアムに戻ると

「出雲」と書かれた本に目が釘付け✨

 

閉館までじっくりと

読書を堪能しました

 

1日かけてゆっくりと

文化・歴史を探索しました

 

色んな人からの情報提供や

プレゼントがあってこその事…

御礼申し上げます