「●●を買えばもっと便利になりそう」
「●●があればもっと頑張れるのに」
私達の頭の中はついつい
何かを加える方向で物事を考えてしまいがちです
名古屋でフードライターをされている人の
本を読んだ時のこと
名古屋人は「足す文化」だという表現に
なるほど〜と深く納得してしまいました
パンにバターを塗れば十分美味しく食べられるのに
小豆を足す
おでんは広島出身の私の感覚からすると
お出汁の味で十分成立しているのに
味噌を足す
食文化が先か物文化が先か
分かりませんが
婚礼家具に糸目をつけないのも
名古屋人の特徴ですね
食と物
リンクしているのかも知れないです
日本は本来「引く文化」です
生け花だとどれだけ不要なモノを
削ぎ落とせるか
料理だと
どれだけ素材の旨味を引き出せるか
茶室は何も無いからこそ
静寂の中で心を落ち着けることができる
家という空間作りは
引く文化で進めて行くと
物余りな今の時代において
上手く行くのかなと思います